大豆収穫のとき!

これまで何度かに渡って、道志村での大豆栽培の様子をご紹介してきました!

6月の種まきから約5か月。

いよいよ収穫のときを迎えました!

 

収穫前の大豆はこんな状態です↓↓

カラッカラです。

 

いざ収穫です!

・・・ところが重大なミスが発覚しました(;_;)

 

なんと収穫を待ちきれなかった大豆たちが弾け、豆が地面に落ちてしまいました。。。

作物、自然相手に言い訳はできません。

大豆の乾燥の見極めと収穫の遅れが招いてしまった失敗です。

弾けた大豆はそのほとんどが質のいいものばかりでした。

ぷくっと膨らんだ大豆が落下したのを見るのは、がっかりするのと同時に自分の不甲斐なさを感じます・・・

落下した大豆は拾えるだけ拾って煮豆になりました。

 

次に大豆をつくるときは絶対に同じ失敗はしないようにと誓いました。

 

 

残っている大豆をもう落下させないよう、すぐに収穫を始めました。

また同時に脱穀作業(枝に付くサヤを割り、なかの大豆を取り出すこと)もおこないました。

 

本来なら収穫後、大豆を乾燥させてから脱穀をおこなうのですが、すでに大豆が弾けてしまっているために脱穀を強行しました(>_<)

 

最初は刈払い機を使って、大豆の刈り取りをします。

こちらが刈り取り前の様子です。

機械のおかげで、太い大豆の茎もスパッと切れました!

ここまで大きくなった大豆に感謝です。

刈り取り後の畑の様子です。

次に刈った大豆をいくつかにまとめます。

これは写真右下にある大豆の脱穀機を使いやすくするためです。

 

こちらが大豆の脱穀機です!

ビーンスレッシャと書いてあります。

英語っぽく表記してあるとなんだかかっこよく感じてしまいます(笑)

 

この脱穀機!とっても優れもので、大豆を写真中央の投入口に入れていくと次々と脱穀してくれます。

機械のない時代はゴザなどで大豆を株ごとを包み、その上から棒で叩くなどして脱穀していたと聞きます。

 

さらに脱穀機は唐箕(とうみ)の機能もついています!

唐箕は風を起こして脱穀の際に出る小さなゴミを吹き飛ばす機械です。

脱穀機は一機で脱穀・唐箕がけの二役をこなしてしまいます!

 

また写真にあるベルトが動いて、脱穀の終わった大豆の枝などを外へ排出してくれます。

 

脱穀された大豆たちはセットした袋に詰められてきます!

小さなゴミも取り除かれ、きれいな状態です!

機械の便利さに感謝です。

 

脱穀機のおかげで大豆畑の一カ所は作業を終えました。

しかし、同じ大豆が育った畑がもう一枚ありました・・・

 

そのとき、思ったよりも一枚目の畑で時間をとられてしまい、夕方を迎えていました。

日の短さからこの日の収穫は諦めていたとき・・・

 

いつもお世話になっている地域の方々が助っ人で手伝ってくださいました!!!

とってもとってもありがたい助け舟。

これならいける!と収穫、脱穀のスピードアップで無事作業が終了しました!

 

終わったときにはすでに17時。

辺りはもう暗い中、お付き合いいただいた地域のみなさんにただただ感謝でした。

またもっと時間配分や効率良く作業する必要性を痛感しました。

 

 

日にちは変わって次の日、収穫した大豆たちを乾燥させる作業に取りかかりました!

空いていた部屋をお借りして、シートに大豆を並べます。

協力隊の千々輪さんにも協力していただきました。

乾燥状態を見つつ、1週間くらい置いておこうと思います。

 

収量は結果として、100キロ弱でした。

乾燥が終わり、このあと虫食い大豆などを選別をすれば、さらに収量は少なくなるかと思います。

それでも、大豆の成長途中での農薬処理をほとんどおこなわなかったしてはまずまずの収量でした。

ただ先述の落下してしまった大豆は悔やみきれません・・・。

 

 

 

こうして畑の開墾から始まった大豆栽培は一段落を迎えました。

たくさんの反省がありますが、協力隊仲間、地域の方々の協力があって今日までくることができました。

ありがとうございました。

 

大豆は大切に保管して、来年の2月ごろに味噌やしょうゆにしたいと思っています!

自分で食べるものを自分で育てて加工する。量もつくりたいだけつくる。

手間こそかかりますが、こんな贅沢ができるのも道志村だからこそです!

 

 

 

 

 

文:なかじま[ケンタッキーのCMソングを聞いてクリスマスを感じる今日このごろです!]