地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊とは、「総務省の補助制度に基づき、村が都市住民を受け入れ委嘱し、隊員は、農林漁業の応援、住民の生活支援など、地域おこしを行う複数の隊員」を指します。

 

道志村で何を目指すのか

 2013年8月で5名となった道志村地域おこし協力隊は、何を目指し、何のために、道志村で3年間の任期を実行するのか?

将来像は各個人により異なりますが、共通するのは、

「田舎でしごとをつくること」

です。

 都市と田舎は、本来、互いに関係性を持ち、補完関係にある連続した生活空間であると思います。つまり、田舎の機能が失われると、都市の機能も損なわれていくのではないでしょうか。

 しかし、現在、田舎が直面する課題は多く、存在自体が危ぶまれる箇所も少なくありません。

 僕たちは田舎が田舎として存続するために必要なことは何かを考えました。そこで到達した答えは「しごと」でした。

 ただ、なぜ「仕事」ではなく「しごと」なのかというと、少し意味が異なるからです。田舎で、都市部の企業が行う終身雇用制度や高収入を約束する、「仕事」を行う企業が乱立出来るかというと、これは難しそうです。ただし、田舎にある自然資源、すなわち、山、川、畑や都市では育めない技術や知恵、互いに助け合う仕組みを活かし、複数の「しごと」を作り出していくことで若者も、もちろん、高齢者も豊かに暮らしていく地域づくりを実現したい。3年間はそのための実験期間と位置づけています。

 本番は3年後です。その時、僕たちが経済的に自立し、田舎の豊かさをさらに享受していけるように、日々、活動に励んでいきますので、よろしくお願いします。