水源の森の課外授業

SATOYAMA movementの取り組みとして道志村の水源林を学ぶ動画が配信されています!

モーニング娘。’16とハロプロ研究生の方に水源林の機能や間伐の必要性などを体験を通して学んでいただきました!
詳しくは以下の動画をご覧ください!

アイドルの方々の発信力は絶大!

たくさんの方に関心を持っていただけたのではないかと思います。

 

3月19日、20日には、これに関連して、パシフィコ横浜で「SATOYAMA&SATOUMIへ行こう2016」というイベントが開催されました。

道志に来てくださったモーニング娘。'16のみなさんと、こぶしファクトリーのみなさん、横浜市水道局水源林管理所 温井所長とステージに登壇し、動画の紹介とともに道志村の森づくりや鹿皮の利用についてお話をさせて頂きました。

イベントの参加者のかたへ抽選で贈られるプレゼントには、モーニング娘。'16の方にサインをして頂いた道志産鹿革のしおりを採用して頂きました。

 

また、ワークショップブースを出展させて頂き、みなもと体験館の木工体験や鹿革のブレスレットづくりの体験をおこない、多くのかたに道志の木や鹿革を手に取って頂くことが出来ました。

このような機会をいただけたことに感謝です!(香西)

 

 

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猟期最後の出猟へ

日曜に出猟してきました!

人がほとんど足を踏み入れないような道を辿って持ち場につきます!
人がほとんど足を踏み入れないような道を辿って持ち場につきます!

本来は11月15日〜2月15日までが狩猟期間(猟期)ですが、特定鳥獣(シカ・イノシシ)はその個体数の管理のために規制緩和がおこなわれ、3月15日までの1ヶ月間延長されています。

 

道志村の猟師は元気と勢いがある方ばかり。

朝に集まり、目撃情報や痕跡からその日の猟場を決め、それぞれに持ち場についていきます!

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「MATAGI展」に道志産鹿革アクセサリーを出店しました

2月5日〜2月17日まで、東京スカイツリーで行われた「MATAGI展」に道志産の鹿革のアクセサリーを出展しました。お越しくださった皆様、ありがとうございました。

村内で鹿の角のアクセサリーをつくっている作家さんと共同出展です。

「MATAGI展」は鹿やイノシシ等の獣の革を活用した革製品が全国の産地から集まる展示販売会です。数年前から年一回おこなわれていますが、道志からは今回初めて出展が叶いました。

この一年で少しずつ道志産の鹿やイノシシの革が手元に溜まり、ようやく素材として生かせるようになってきました。ゆっくりですがこれからも、生かし方を探っていきます。

 

ブレスレットの展示に使っている、円筒形やとんがり帽子のような形の木の台は、先日道志中学校が新校舎に引っ越したときに、いらなくなって処分するところを譲って頂いたものです。

元は、立体の模型として授業で使われていたものだと思います。木の表面には鉛筆で刺した跡やはんこを押した跡が残っていて、学校で使われていたころの面影が味わい深いです。今回展示に使ったもの以外にも、まだまだたくさんのいろいろな形の模型があり、木箱の中で出番を待っています。(香西)

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クマの皮

村の猟師さんからクマの皮を頂きました。日曜日にわなで獲れたもので、あたまははくせいにするそうです。触ってみると毛はふさふさとやわらかで、毛皮にできたら気持ちいいだろうなあと思いつつ、今回は革として工場でなめしてもらうことにします。貴重な皮をくださった猟師さんに感謝です。できあがりが楽しみです。(香西)

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鹿の革と角のアクセサリーワークショップをおこないました

9月12日・13日の二日間、群馬県みなかみ町で開催された野外音楽フェス「New Acoustic Camp」に鹿革と角のワークショップブースを出店しました。道志でとれた鹿の皮が、なめして革になり、アクセサリーになり、人に身につけてもらえるようになり、嬉しいです。今後もワークショップを試行していきたいです。(香西)

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鹿角アクセサリーづくり体験を実施しました

道志の猟師さんから頂いた鹿の角を使って何かつくりたいと思ってきました。3月29日、初めてのものづくりワークショップが実現しました。参加者のみなさんに思いおもいに鹿の角を使って作品をつくって頂きました。シンプルで、凝らなくても、鹿の角を使うとそのままで素敵なものができます。参加者のみなさんからは、いろいろなアイデアがでました。来年度も試作を重ね、ワークショップを継続していきます。(香西)

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MATAGIシンポジウム

前半のパネルディスカッションのようす。右側に展示・販売ブース
前半のパネルディスカッションのようす。右側に展示・販売ブース

2月21日、東京都墨田区で開催されたシンポジウム「里山再生〜明日からできる獣皮活用」に行ってきました。ゆくゆくは道志でも出展できるようになりたいと思いながら、全国の先進地事例を知ることが出来、大変勉強になりました。

 

出展内容は、各地域ごとの獣皮活用の取り組みについて(活動紹介・革製品の展示・販売)、また、それらの産地を支えるさまざまな団体(企業、メディア、大学、自然学校など)の出展がありました。

 

プログラムは以下のとおりです。(シンポジウムチラシより)

 

第一部 パネルディスカッション

「里山の未来を守る産地支援プログラムの創設」

獣皮活用の現状と課題そして継続事業として取り組むために誰が何をすべきか!現場で活躍するパネラーを迎え、獣害対策により排出された獣皮が新たな産地資源として循環型社会を形成するための活路を実体験に基づき提言。自然の恵みを「いただく」に向き合うために知っておきたい知恵と知識が集結します。

 

パネラー

MATAGIプロジェクト実行委員会委員長 山口明宏氏

岡山県セルプセンター事務局長 田中正幸氏

エゾシカブランド株式会社24K代表取締役 高瀬季理子氏

NPO法人日本エコツーリズムセンター理事 鹿熊勤氏

村楽LLP /一般社団法人リバースプロジェクト 東大史氏

跡見学園女子大学マネジメント学部助教 許伸江氏

 

モデレーター

墨田区異業種交流グループすみだネット代表 川村裕之氏

 

第二部 目的別セミナー&展示販売会

知りたいことがすぐわかる!ブースごとの小セミナー開催

「残脂処理講習会」「残脂活用発表」「なめし支援受付」「新商品・ブランド化支援策発表」など、獣皮活用に役立つ情報満載の展示ブースと小セミナーを開催

 

先進地事例発表とお土産コーナー

「獣皮活用の実用的な製品&獣皮関連出版物&製品化見本の展示販売」など

 

 

長野県泰阜村協力隊さん「けもかわプロジェクト」
長野県泰阜村協力隊さん「けもかわプロジェクト」
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檻(おり)

右の写真は笹久根トンネルの上に今も残る檻です。たまたま久保の大室神社の場所を探していた途中で見つけました。ずいぶん朽ちていますが、ちょうど入口となる柵の後ろから撮影したものです。

檻に入った獣は梯子をかけて上から銃で仕留めるか、とどめを刺さずしばらく飼っておくこともできます。この檻は村内に3箇所作られたといいます。

移動もできないし何でこんなものを作ったのかは今後探っていきたいと思います。
(千々輪)

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鹿笛


2月1日、富士宮で行われた「野生動物と狩猟」勉強会に参加しました。

「野生動物保護管理入門」、「南アルプス・井川地区の狩猟」という講義を受けました。

なかでも、井川地区で行われている鹿笛猟に使う鹿笛をみせていただくことができて興味深かったです。鹿笛猟とは、繁殖期の雄ジカの鳴き声に似せた音をだす笛を用いる猟のことです。この笛は、井川地区では、鹿の角にヒキガエルの皮を張って作られているそうです。(香西)

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鹿処理場を視察しました

1月27日、県内の鹿処理場に見学に行きました。シェフであり猟師でもある所長さんに案内していただきました。

見学のまえに、鹿カレーセットをいただきました。お店を「準備中」にしていてもお客さんがくるとか。鹿の背ロースのたたき、イノシシと鹿のレバー、鹿肉の竜田揚げがセットのランチです。とっても美味しかったです。

 

上の写真は、廃棄される鹿の角を加工されたものです。処理場で廃棄される骨や肉、皮や角をなんとか有効利用できないかというお話で、特に皮は、ぜひ印伝にしてほしいとのこと。印伝をつくりたい自分にとって、とても嬉しいお話でした。廃棄される皮を一部いただき、なめしてみることにしました。

 

今回の見学は、県内で鹿肉を利用した製品開発を考えているかたのお誘いで参加させていただきました。鹿肉や皮を使った地域おこしは、一見夢のようですが、こうした思いを持つ人がつながれば、いろんなことが実現できるのではないか、と思えました。今後どのような動きになっていくのか、楽しみです。(香西)

 

 

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わなづくり講習会に参加しました

12月21日、富士宮でおこなわれた、「くくりわな」のわなづくり講習会に行きました。猟友会の会長さんが講師です。免許を持っている人・いない人、登録をしている人・いない人、さまざまで、10名ほどのかたが集まりました。

道志は前日の雪と雨で路面が凍結し、峠を無事超えられるか不安でしたが、富士宮に来てみるとうってかわって暖かく、作業をしていると汗ばむほどの陽気。

わなの構造は、板で受け皿をつくり、塩ビ管を曲げてワイヤーをセットする枠をつくり、あとはワイヤーに部品を組み立てるだけです。鉄のこを使うのも塩ビ管を曲げるのも初めてでしたが、やってみると意外とシンプルで、道具さえあればこれをお手本にできそう、と思えました。できあがったわなは一人ひとつ持ち帰り。狩猟者登録をしていないとわなを仕掛けてはいけませんが、これで一歩実践に近づくことができます。

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わな猟技術講習会に参加しました

11月30日、12月1日と、静岡県富士宮市で行われた「わな猟技術講習会」に参加しました。環境省「平成25年度地域ぐるみの捕獲推進モデル事業」の一環として行われたものです。

富士山麓でのシカの生態や被害について勉強したあと、地元の猟師さんに教わり野外にでて実際にくくりわなを設置し、捕獲されたシカを止めさし、解体するところまでの講習です。

 

参加者は6名。畑でキジやシカなどの被害のある人や、市役所の担当の人、狩猟に興味のある人などさまざまでした。

 

狩猟に関心のある人にとって、こうした実践的な講習会は貴重です。猟友会に入る以外、なかなか技術を学ぶ機会がないからです。また、解体など、地域によってやり方が違うので勉強になります。

 

 

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狩猟サミット@郡上八幡

10月25日〜27日、岐阜県郡上市で「狩猟サミット」が開かれました。全国から狩猟に関わる人・関心のある人たち総勢150名が集まりました。狩猟にまつわってどんな人が関心をもち、どんな活動をしているのか? 知りたくて参加しました。皮の活かし方やなめし方について勉強するのも目的です。

 

一日目のプログラムは、

『ぼくは猟師になった』の著者千松信也さんの講演、

参加者による事例発表会(①けもかわプロジェクト、②アフリカで狩る、③松下皮算用プロジェクト、④エゾシカの狩猟管理は可能か?、⑤中部ESD拠点の取り組み)、

岐阜産のシカを使用したディナー、交流会 でした。

 

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皮なめし工場見学

10月17日、東京墨田区へ皮なめし工場の見学に行きました。

墨田区はものづくりのまちで、小さな工場がたくさんあります。

昔から革産業も盛んでした。

訪ねたのは、おもに食肉用の豚の皮をなめしている工場です。

 

ここでは、捕獲されたシカやイノシシなどの野生動物の皮も受け入れています。

全国から皮を受け入れ、なめして産地へ返し、地域の活性化に役立てようとする「MATAGI(マタギ)プロジェクト」という取り組みです。

 

道志でも捕獲されたシカの皮を活かしてなにかできないかと考えています。工場見学会を機会にお話を聞いてきました。

 

見学会に集まったのは10名ほどで、地元の小学校の先生や、お店で革製品を取り扱っている人、地場産業の技術継承に関心のある大学生など、さまざまな立場の人がいました。

皮から革への工程を見学させていただいた後で、マタギプロジェクトについてお話を聞きました。

 

わかったのは、協力隊にどんな役割が求められるのか? ということです。個人の技や趣味の範囲で終わらせるのではなく、それを地域の仕事にしていくためには、一から十まで自分が担うのではなく、全体をコーディネートすることだ、と言われました。

 

このプロジェクトは、まずは一枚皮をなめしてみるところから始まります。

次に、なめされた革を前にして、何にしようか? 考えていきます。(香西)

 

 

 

 

 

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狩猟免許試験をうけました 

24日、25日の二日間、甲府で狩猟免許の試験がありました。

わな猟の免許をとるために受験しました。

 

県内で100名以上の受験があり、今年は最多のようです。すでに猟銃の免許を持っている人、趣味の人、イノシシの問題に困っている人、若者から高齢のかたまでさまざまでした。

午前は筆記、鳥獣判別、適正検査、午後は実技でした。実技ではじっさいにくくりわなを組み立てます。

 

狩猟には、わな、網、銃の3つの種類があります。

試験勉強をして感じたのは、狩猟は、とても原始的だということです。

網猟は、網のついた道具を手で投げたり、はって、鳥をねらい、捕まえます。わな猟は、えさを置いた箱におびきよせたり、獣の通り道にわなを仕掛けて捕まえます。

待ったり、場所を見極めたり、網を投げる技術だったり。

すべてその人の力にかかっています。

こんなシンプルな方法で、いきものが捕まえられるのなら、それは本当にすごいことです。

 

今回、わな猟の免許を取ることにしたのは、シカの皮を利用したいとの思いからでした。

シカを捕って、皮をなめすところから、手製の「印伝」(山梨の伝統工芸品。鹿革に漆で模様をつけた皮製品)をつくりたいと思っています。 

 

香西

 

 

 

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