以前に山梨日日新聞でしょうゆ搾り器を復刻したことを取り上げていただきました!
すると、新聞の効果は大きいもので、ある日山梨県中央市にお住まいの方から「うちにしょうゆのもろみがあるから搾ってもらえないか」とのお問い合わせをいただきました!
またこの機会に合わせて、道志村のお隣である上野原市からもお客さんがみえました!
こちらの方はいずれご自分でしょうゆづくりをしたいとお考えで、これまた新聞に載った記事を見てお問い合わせいただきました。
しょうゆ、しょうゆと言い続けて約1年・・・
しょうゆをキーワードに道志村の外までつながりができたことをとても嬉しく思いました!
今回はしょうゆ搾り器を改良してからの初めての搾り作業となりました。
こんな感じで手を加えました↓↓
上の写真が搾り器を製作してすぐのころの写真です。
下の写真はここ最近で柿渋の重ね塗りをした搾り器です。
また、内部に磨きをかけた竹を設置しました!
自画自賛ですが、我ながらきれいにできました(^^)/
さらに外観も変わりました!
柿渋を塗ったことで味のある色合いがでました!
自分が手を加えたものが使われるのは嬉しいものです。
さて、しょうゆ搾りのはじまりです!
今回持ち込まれたもろみは1年ものとのこと。
昨年、NPO法人メダカのがっこうさんでおこなわれているしょうゆづくりに参加し、今日まで大切に世話されてきたそうです。
しょうゆの自給を進める活動があることを初めて知りました!
さらに、メダカのがっこうさんは長野県伊那市にいらっしゃるという「醤油師」と共同でしょうゆづくりをおこなっているそうです。
醤油師は手づくりしょうゆの技術の復活や継承に取り組まれているとのこと!
近いうちにぜひともお話を聞きにいこうと思います!!
手順は・・・
しょうゆの素、もろみをお湯で伸ばして、
すくって、
布袋にもろみを詰めて、
しょうゆ搾り器に敷き詰めていきます!
そして、ジャッキをかけてもろみを圧搾します!
一番搾りしょうゆが出てきます!
ちょろちょろと流れ出るしょうゆを眺めながら、井戸端会議に華が咲きます!
一番搾りがとれたあと、一度もろみを布袋から出します!
そこに水を加えて搾りカスを伸ばします。
その後、もう一度布袋の詰めて圧搾していきます!
これで二番搾りのしょうゆがとれます。
一番搾りのしょうゆに比べ色は薄くなりますが、これでも充分うまい!
このしょうゆのもろみは有機大豆と有機小麦、メキシコの岩塩を使ったという材料にもこだわったものでした!!
そりゃうまいはず!
最後に一番搾りと二番搾りのしょうゆを合わせて火入れをします。
そのときに浮いてくるアワ(アク)をすくって完成です!
すくったアワは刻んだダイコンやニンジンにかけてアワ漬け(しょうゆ味の浅漬け)をつくります!
まだ温かいしょうゆを雪で冷ましています!
雪の有効活用ですね!
液体を車で持ち帰るのは大変だ!
改めてそう思いました(・・;)
わざわざ道志までもろみを持ってきていただいたことに感謝です!
しょうゆを通したつながり。
今回はその大きな一歩でした!
自分の興味関心がある活動が、他の人の興味を呼ぶ。
こんな嬉しいことはありません!
今月下旬、いよいよ地域の方としょうゆの仕込みをすることとなりました!
これまで道志村でしょうゆの仕込みはおこなわれていない現実があり、自分のようなしょうゆをやりたい変わり者がきたことで小さなアクションが起こせました。
たいした成果ではないかもしれませんが、自分のなかではとっても嬉しい成果です。
昨年の春から思い描いていたことが形になりつつあります。
一時のアクションで止まってしまわないように、今後につなげていかなければと思います!
しょうゆ仕込みの様子もいずれご紹介しますので、どうぞお楽しみに!!
文:なかじま[ちょうど1年前は大学の卒業旅行でした〜時間の流れの早さを感じる3月初旬]
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