念願の醤油仕込み!~1日目 麹の植え付け~

前回の麦炒りから1週間。

いよいよ醤油の麹(もろみの素)をつくる作業に入りました!!


作業の流れをご紹介します!

まずは朝から大豆を洗う作業です!

大豆は道志産100%の大豆です。

用意した大豆30kgのうち、半量は昨年私が栽培したものです。

自分つくった大豆が入っているから、醤油への愛着も強くなります。

 

大豆はきれいそうでもけっこう汚れているものです。

米を研ぐように洗っていくと、濁った水と泡が出てきます。

水が透き通るまで洗います。

 

洗った大豆は大きな羽釜に入れて、一晩吸水させます。

一晩経って、上の写真の大豆は・・・

 

どーん!(・・;)ご覧の通りに膨らみます!

大豆一粒が2倍近くに膨れます!
大豆の吸水量、びっくりです!

 

その後、釜に少し水を足して火入れをしていきます。

沸騰するまで30分ほど〜

 

沸騰してきたら、ホイップクリームのようなアクをすくっていきます。

余りの泡立ちに吹きこぼれ注意(>_<)

 

 

ここまでは味噌づくりと同じ工程です。

この先は醤油ならではの仕込みとなります!

 

まずは炒って粗挽きした大麦たちを広げます。

けっこうな量です。

あとで別の使い方をするため、少し麦をとっておきます。

 

そこに煮て蒸した大豆を加えて混ぜます。

大豆はまだ熱を持っています。

熱が加わることで、炒った麦の香ばしさが漂いました!いい匂い!

 

よく混ざりました!

大豆が冷めるまでそのまま置いておきます。

 

とっておいた麦に種麹をまぶします!

こうすることで全体によく混ざるそうです。

 

この状態だけみると少々の毒々しさがあります(笑)

 

大豆・麦全体となじませます!

 

そして、よ〜く混ぜ合わせていきます!

ムラのないようにしっかりとです!

私も写真を撮りながらもしっかり混ぜ合わせました(笑)

 

出来上がった麹の素を持って穴蔵へ!
これから麹を寝かす(増殖させる)作業です。

 

穴蔵のなかはこんな感じ。

 

ここは40年ほど前につくられたという穴蔵です。

今回の醤油仕込みに際してお借りしました!

 

上の写真右に積んである[麹蓋(もろぶた)]に麹の素を敷き並べます。

麹蓋は大きなお盆のようなものです。

 

表面が均一になるようにします!

麹蓋15枚分になりました。

 

この大豆や麦が3日後に黄色く麹がついていれば成功です!

 

薪でおき火をつくり木炭と豆炭を足して1晩目を迎えます。

穴蔵のなかは煙だらけ〜

 

40℃弱の温度を保つように調整をおこなっていきます。

夜8時ころに炭の補充をおこないました!

これにて1日目の麹の植え付けの作業は終わりです!

 

 

次の日、大豆や麦はどのように変化しているのか・・・

地域の方のお話だと、「豆が白っぽくなってきたらひとまず大丈夫」とのこと。

 

朝には様子を見に行ってきます!

 

 

 

 

 

 

文:なかじま[遅く家に帰ったときでも自炊する意欲が湧く方法を探してます 笑]