念願の醤油仕込み!~4日目 1年後に想いを馳せて~

4回に渡った醤油仕込みのご紹介もついに最終回を迎えました!

手づくりの醤油(もろみ)の完成の様子です!

 

穴蔵から出す直前の麹たちです。

3日前はただの煮豆だった大豆が見事に真っ黄色になりました!

地域の方にも「素人がやったにしては上出来だ(笑)」とお褒めの言葉をいただきました(*´ー`*)

 

麹を穴蔵から出して、袋に詰めていきます。

最終的には桶で麹を保管するのですが、いきなり麹を桶に詰めると移動が大変なため、袋で運びます〜

 

麹蓋(もろぶた)のなかの麹が固まっているので、手でほぐします。

すると、体が真っ黄色になるほどに花粉のような麹が舞います〜

煙のようにも見えます!
思わず咳き込むほどでした(笑)

でもこれもちゃんと麹ができた証拠!嬉しい!

 

場所を移して、私の家にやってきました!

家の軒先で麹に水と塩を足して『もろみ』を完成させます!!

 

でっかい桶に水を最初に入れて食塩水をつくります。

そこに麹を入れ、混ざり具合を見ながら水の量を足していきます。

粘土をつくっているようです!

じんわりと麹が水を吸って、だんだん“もろみらしさ”が出てきました!

 

麹・水・塩を合わせながらお母さん方がもろみを“かっこんで”いきます!

醤油のもろみをかき混ぜることを道志では“かっこむ”というそうです。

 

水はだいたいバケツ4杯くらい。

その後の微調整はもろみの固さで判断するそうです。

出来上がりはまるでウォーターベッドのようにぷるんぷるんでした(^^)/

 

これからもろみにもっと水がなじんで、だんだんとドロドロ状になっていくそうです。

夏には発酵が盛んになるため、世話(かき混ぜる)をしていきます!

道志村では2年間もろみを寝かせるそうですが、早ければ来年の今頃から醤油を味わえそうです\(^o^)/

 

これまでの手間暇をかけても食べられるのは1年後。

本当に発酵食品は気のなが〜い食べ物です!

 

目には見えない微生物が醸すこの奥深い世界に期待にしつつ、1年後に想いを馳せて待つことにします。

 

来年にはまた醤油搾りをおこなう予定です!

ぜひそのときには道志村にお越しいただいて、搾り立て生醤油を味わっていただけたらと思います!

 

これにて醤油仕込みのご紹介を終わります〜
4回に渡っておつきあいいただき、ありがとうございました(*´ー`*)

 

 

 

 

 

 

文:なかじま[最近のイチオシ漫画は『銀の匙』!次の日は寝不足もしばしば・・・( ´△`)