今月、9月8日は《中秋の名月 十五夜》でした!
この十五夜、道志村ではちょっと変わった習慣があって、しかもこどもたちにとってはウハウハな行事だったのです!!
なんと、お団子やお供え物、たくさんのお菓子をあちこちの家中からもらい回るのです!!
家を訪ね、お団子をパクっと食べ、置かれているお菓子を手持ちの袋にどんどん詰め込みます!
十五夜を終えて帰って来るこどもは皆、サンタクロースのようにお菓子いっぱいの袋を提げていました(*´∇`*)
ただのお月見ではない道志村の十五夜。
その様子を山梨放送(YBS)の「ててて!TV」という番組で取り上げていただきました!
放送の内容は「こちら」から!
撮影の裏側↓↓↓
道志村のこどもたち、その親御さんたちにご協力いただいての撮影でした。
恥ずかしがっていたこどもたちも、十五夜がはじまればもう夢中!
あっちこっちを走り回っていました。
どのお宅もきれいにススキが飾ってあり、秋の訪れを強く感じました。
昔からず〜っとおこなわれてきたというまるでハロウィンのような十五夜。
たしかにこどものころだったら楽しみな行事になること間違いなしでした!
このようにどのお宅でも十五夜のお供えをしていました。
こどもたちはこういった縁側に押し掛けるように集まって、お団子やお供え物の果物、そしてたくさんのお菓子を持っていきます!
道志村では「こどもがあげてある(お供えしてある)ものをさげ(もらい)に来る」と言うそうです。
神様からの授かりものであるこどもがお供え物を持っていくことは縁起がいいこと、という習慣が今も残っていたのでした!
こどもたちの十五夜に同行しました!
もうこどもとは言えない年齢ながら、こどもたちと同じくらいのお菓子をいただいちゃいました!
当分お菓子を買うことはなくなりました(笑)
このような行事が残っていること、そこに参加できたことでとても温かい気持ちになりました。
地域の方のこどもを見守る顔はとても優しく、印象的でした。
大人からこどもへ、そしてまた次の世代へとお菓子をあげるという十五夜は続いてきました。
道志村の十五夜文化を通しての心の通い合いを感じました。
きっとこのこどもたちも10数年後にはお菓子をあげる立場となっていることでしょう!
ちなみに10月6日は十三夜があります!
昔から「片見月」といって十五夜だけのお月見は縁起が悪いと言われるため、十三夜もお月見がおこなわれます。
もちろん、十三夜もこどもたちはお菓子をもらいに家中を回ります!
またにぎやかなお月見がやってきます。
文:なかじま[ときどき「もうこたつほしいなぁ」と思うほど寒くなってきました(・・;)]
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しょうく (水曜日, 01 10月 2014 16:55)
ハローウインの道志版ですね。
6日も子供たちと一緒に?楽しんでください。