わさび栽培始めます!〜わさび田の見学〜

今年の春からわさびの栽培を始めてみることにしました!

 

写真は現在村内で栽培されているわさび田

詳細はこちらから

村内を葉脈のように流れる沢の数々ではその昔、わさび栽培が盛んにおこなわれていたそうです。

水質が自慢の道志の水で育ったわさびの質も高く、人気があったそうです。

しかし、時代の流れとともにわさびの栽培も絶えてしまいました…。


5年ほど前に村内有志の方々でわさび育成会が組織され、現在道志村唯一のわさび栽培がおこなわれています。


あるとき、沢沿いにかつて使われていたようなわさび田が残されていました。

わさび田の状態も良く、少々の手を加えれば使えそうでした。

そこでわさび育成会の方々と話し合い、水源の郷 道志村産わさびをもっと広められるように増産してみよう!という話になりました。

しかし、私はわさびについて無知だったので、お隣の街都留市でわさび農家を営む『菊地わさび園』さんにまずは見学へ行ってきました。



さすがはわさび農家さん!規模がすごかったです!

ず〜っとわさび田が続きます。

都留市の豊富な富士山の湧水で無農薬栽培されています。



資料やインターネットで得たおおよその栽培知識と現場でのやり方の工夫などを少々質問させていただいたあと、わさび田を見て回りました。



まずは私が一からわさびをつくるということで、これから植え付けをしていく休ませていたわさび田を見せていただきました。

夏に生えた草などを燃やして土の肥料とするそうです。「灰」は肥料の三大要素の一つである「カリ」を含んでいます。

その後、耕耘機で数回耕して水はけのいい状態をつくっていくそうです。


わさび栽培には砂質の土が適していて粘土質は不適である。

そう栽培手引き書にあったので、わさび田の土を手にとるとサラサラでした。

しかも、有機で土づくりをしてきたため、ふかふかでいい匂いのする土でした。

ふかふかながら握ると適度に固まる土。保水性・排水性・通気性がいい証拠だそうです。

驚いたのは土を握ったのもかかわらず、何も触っていないほどに手に土がくっつかなかったことです。あのサラサラはやっぱり土が違うんだな〜と思いました。


「あれっ!?」と思いませんか?

上の写真もそうですが、わさび田なのに水が入っていない…


実はあえて水を抜いているとのことでした。

水の出し入れによってわさびを食害する水生昆虫たちの活動を抑制しているとのことでした。

無農薬ゆえの方法でした!勉強になります!


写真にある塩ビパイプのようなものはわさびを水生昆虫から守るものでした。

水生昆虫とは釣りのエサになるカワゲラ類のことで、そいつらが悪さをするそうです。


わさびはカワゲラに生長点を食べられると生育が遅くなってしまいます。

写真のように今にも枯れてしまいそうな状態になるそうです…

これから気温が上がって元気になるといいなぁ。


わさび田に水を入れていただきました。

だんだんと潤されていく様子がきれいに見えました。


わさびのなかにはもう花が咲き始めているものも。

春が近づいているんだなぁ〜と感じます。

まだ小さいですが、わさびは根っこ(地下茎)だけじゃなくて葉っぱや茎まで風味があっておいしいんです!大きくなったときが楽しみです。



道志村にも言えることですが、わさび田は資源だと思います。

こんなに立派な石垣、わさび田の地下に通っている配管や水路は初めからつくろうと思ってもそうそうつくれるものではありません。

先人が築いたこの立派なわさび田を荒らさず、現役のままでいさせることはとても大切なことだなと思いました。

それにもったいないです。

村のわさび田もきれいにして現役復帰させたいです!



作業中にもかかわらず対応してくださった菊地わさび園さんに感謝です。

とても勉強になりました。

春に向けてわさび植え付けの準備を進めていこうと思います!!!





文:なかじま[お隣の都留市でも協力隊の募集が開始!ますますにぎやかになりそうです!

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    しょうく (日曜日, 08 3月 2015 14:32)

    ワサビ田、実は伊豆あたりの石の間に植えられているイメージでいましたが、砂地の田んぼのようなところでの栽培なのですね。
    道志のわさびが早く消費者の手に渡る日を期待してます。

  • #2

    doshi-okoshi (月曜日, 16 3月 2015 09:19)

    しょうくさん:
    わさびは砂利と石の間に植えるそうです。畑の土では地下茎は大きくならないというから不思議です。
    来月初めには植え付けしたいと思います!

  • #3

    replica handbags blog (土曜日, 19 3月 2022 18:14)

    It's no secret that designers find inspiration in certain models, actresses, singers and, in some cases, royalty.

    Over the years, the fashion world https://www.espurse.ru/blog/blog_1.htm has seen certain bags cement themselves as some of the most iconic and unique to date — thanks in no small part to the style icons who wear them all the time.

    At times, these women wear these bags so often that some designer brands https://www.espurse.ru have rebranded in their honor.

    From Jane Birkin to Princess Diana to Jacqueline Kennedy Onassis, WWD takes a look at some of the women behind the most iconic designer bags. Keep scrolling for more information https://www.allpurse.ru

  • #4

    安田道治 (火曜日, 06 9月 2022 06:30)

    お世話様です。
    三重県いなべ市の岐阜県に隣接地で、稲作田に、杉、ヒノキが、有り、現在は、木の伐採作業を、しています。
    水源は良く、夏でも、水温は10℃ですので、わさび田に、
    どうかな?と、思いますので、
    ご指導して頂けないでしょうか?