買う から つくるへ 〜手前味噌〜

手前味噌づくりをおこないました!

「買える」が当たり前の時代、味噌を自分の手でつくっている人は少ないかと思います。

ここ道志村では昔はどのお宅でも味噌を自給していましたが、今では多くの人が味噌を買っていると聞きます。

毎日のように口にする、日本人の基本の調味料である味噌。

「味噌をつくってみたい!」そんなお話をいただいて、昨年に続き味噌づくりをおこなうこととなりました!


今回の味噌は昨年収穫した秩父地方の在来種「借金なし大豆」を使用しました!

比較的小粒な大豆ですが、たくましく成長する品種で無農薬で栽培できました。

2時間半ほどかけて大豆を煮ていきます〜


少人数での味噌づくりということで、ゆっくりしながらの作業でした。

味噌づくりの流れや道志の味噌の特徴などを簡単にご説明しました。


道志の味噌の特徴というのが材料の米麹です!地域のおばちゃんに麹をつくっていただきました。
この穴蔵のなかで2晩かけてつくられた米麹はほのかに燻された香りがつき、味噌になったときにスモーキーな風味が楽しめます。これがなんともおいしい!!


煮てから蒸らした大豆を踏んでつぶしていきます。

大豆のあったかさが気持ちいいです〜


大豆をつぶすのと同時進行で米麹をほぐして「塩きり」をします。

塩きりにより麹と塩がよく混ざってなじみます。

塩きり完成!


あとは大豆と塩きりした麹を混ぜるだけ!

また足踏みです!


よーく混ざったらお持ち帰りのタッパーに詰めていきます!

…写真はちょっとしたハプニングがあって笑いがおきています 笑


できるだけカビが生えないようにきっちり詰めます!

ここで少しお手伝いしました(^^)/


やってみれば味噌は案外簡単につくれてしまいます。

このあと半年ちょっと発酵させて、初冬にはおいしい味噌になっているかと思います!


自分でつくるからよりおいしく感じる。

自分でつくるとほかの人にも食べてもらいたくなる。


料理と同じで気持ちがこもるというか、愛おしさのような感情が生まれます 笑

食べられるまで見守るような気持ちで発酵を待つ時間も手づくりならではです。


今後も少しずつですが、味噌づくりのおもしろさや楽しみを伝え、広げられたらいいなぁと思います。

一度は味噌の手づくりやってみませんか??(^^)





文:なかじま[この日はまさかの雪模様!冬に一気に引き戻されました(・・;)道志寒い…